子供は弱者
漠然と自分の生きづらさに気付きながら、
目の前にある当たり前の日常を受け入れるしかなかった
アダルトチルドレン。
機能不全家族で育つ子供にとっても
健全な家庭で育つ子供にとっても、
幼い子供にとって、
親は、家族は、
絶対的存在であるはずだからです。
親の愛情が欲しくても
欲しいと言えないのが、
子供。
正確には、
訳も分からないうちに
寂しさという感情を理解しないまま
過ごしていくのが
子供なんだと思います。
ある程度大きくなって
自分の考えや意志が芽生えて
感じる違和感は
幼い時に感じていたそれよりも
明確なものになっていきました。
周りと違う自分
そんな頃には
心の中に平穏というものは無く、
どうして
自分は自分を好きになれないんだろう?
人とわかり合えないんだろう?
何をしていても心の中では
冷めた目で見てしまうのはなぜだろう?
楽しくないのはなぜだろう?
周りと違う自分。
高校生になった頃
わたしは周りと自分を
比べることを覚えました。
ただやり過ごす時間に将来の夢も持てず、
意欲に溢れ頑張っている友達のことは異質に感じていました。
進路を考えることは
わたしには関係のない
どこかの誰かのための話という感じで
一般的な何かに進んでおけば
とりあえず
何でも良かったです。
受験をするような意欲もなく、
指定校推薦で大学に進んで
社会人になって、
結婚して、
家庭を持って。
仕事はすぐに辞めてしまいましたが、
それ以外は
周りから見たら順調に見えているかもしれません。
変われるきっかけがあるのなら
心の底にあるのはずっと変わらないもの。
そいつが人生の色々なタイミングで
わたしにぶつかってくる。
結婚して子供を授かって、
子供を育てるときに
またそいつがぶつかって。
芽生えたある感情。
どうしてあなたはこんなに愛されているの?
どうしてあなたはこんなにわがまま言ってもいいの?
わたしもこんな風にわがまま言いたかった。。
泣いているわが子を目の前に
子供のように泣いているのは、
親になったわたしでした。
わが子がかわいいはずなのに、
時々辿り着いてしまう
向き合いたくない感情。
わたしはまた泣きました。
今度は子供を抱きしめながら。
決して同じ気持ちにさせてはならない
何をしていても毎日が不安。
わたしの生きづらさは育児の不安と重なり
手で追えないほど大きくなってしまいました。
わたしの中のインナーチャイルドに気が付いてから
約10年。
わたしなりにもがき、
分かったことがあります。
わたしが抱きしめると、
子供もぎゅっ〜と
抱きしめてくれる。
それは
わたしが愛情を注げば注ぐほど、
子供からも愛情が湧き出てくるように。
わたしは子供から愛情をもらっているということに
気が付きました。
わたしの中のインナーチャイルドが
癒されていく。。
わたしが家族を持てたことも
奇跡に近いと思っています。
どんなに辛い思いがあっても
わたしの家族がいてくれること、
忘れずにいたいです。
誰でも愛されていい
誰も皆そのままで許されたい。
誰も犠牲になっていい人なんていない。
胸の内を話せる人が
ひとりだけいたら
とっても救われると思います。
他人は、親は、変えられません。
自分の一部になってしまって辛いこの思いを
”過去のもの”として扱えたら
どんなにいいだろう。
今もそんな風に思っています。
けれど
どんな思いがあっても、
本当はあなたもわたしも
誰かのためのものではありません。
どんな人も自分の人生を始められる。
無理に自分を変えようとしないでください。
あなたもわたしも
そのままでいて、愛されていい。
今はそんな風に思っています
^^
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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