不機嫌と相手をコントロールしようとする心

アダルトチルドレン
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日々の生活の中では会う機会がないけれど、
時々必要事項を連絡してくれる父。
数年前までは事あるごとに、
子供をコントロールしようとしていたように思える父が
最近電話口では少し丸くなったように感じます。
距離を置くことでわたしも日常で嫌な気持ちを思い出す事が減りました。

こういう間にも歳を重ねている父。
わたしの心の底にあるものをきっと父も持っている。
出来るだけ感謝の気持ちを持っていたいです。

 

 

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ただの車検でさえ


「わたしが金を出すから、車検は○○の所でしなさい!」

大きな父の声を聞く度、携帯を耳から離した。泣いて拒んだのは何年前だろう。
別に車検はどこで受けてもよかった。
ただ、どうして、いつまでも、結婚後もわたしのことを勝手に決めようとするのはどうしてかな?
涙が止まらなかった。

 

否定された子供はどうなる?

 

 


自分で決めた事を、父に頭ごなしに否定される事に
平静な感情でいられないわたし。
立ち向かう気持ちが強いほど、普通に話せなくなってしまう。

ただ思っていることを伝えたいだけなのに・・・
涙が出てきて、
湧き上がってくる感情がわたしの意志を阻害して止まらなかった。

大きな事でなくても、
否定するということは、
挑戦しようとしている子供の成長の芽を摘むこと、
信頼していないという事。
じわじわとそのことに気が付きました。

 

先回りをして親が決める理由と弊害


小さな頃から親が何でも決めてしまうと
子供は自己肯定感を養うことが出来ません。

例えそれが親にとっては最高の決断だったとしても、
考え、行動する時間を奪われた子供は
自主性を身に付ける機会に恵まれなかったとも言えます。

頭ごなしに決めつけた父親。それが当たり前だったこと。

理由も聞かれずに、
考えや決めたことを否定されることが怖くて、
わたしは自分の意見を正しく表現することが出来なくなったのかもしれない。

意地悪な捉え方をすれば、
言うとおりにしておけばいい
という親の気持ちが見え隠れしていたようにも。
子供を思う気持ちのようで、
自分が安心するためのようにも感じてしまいました。

 

罪悪感を負わされて生きてきた人の特徴

 


アダルトチルドレンの特徴でもある、
コントロールされる対象になりやすいこと。
罪悪感を負わされて生きてきた人は、
事あるごとに自分を責めてしまいがちです。

理由は色々あって。
例えば、両親のけんかの原因が自分のことだったり。
または家族の中にいつも不機嫌な人がいるとすると、
その不穏な空気の原因が自分にあるのではないか?
と不安になってしまう。

罪悪感を感じること。
誰かが不機嫌でいることって、
それだけで圧を感じてしまいますよね。
本当は自分に原因がある訳ではないのに。

特に人の気持ちに敏感なアダルトチルドレンは、
それらを自分のせいだと思い込んでしまいます。

 

コントロールしようとする側も問題を抱えている


子供時代に甘えたくても甘えられなかった
アダルトチルドレン。
親の愛情が必要な時期に、もらえなかった安らぎ。

枯渇した心が自分の心と相手の心までをコントロールしようと
必死になって、
過去に自分が体験した悲しい気持ちを
受け止めてくれそうな相手にぶつけている
悲しい連鎖。
皮肉にも、コントロールしようとする側も
心に傷を負っているアダルトチルドレンだという事。

父の生い立ちを思うと嫌な気持ちと罪悪感・同情が交錯し、
何とも言えない気持ちになります。

 

被害者が加害者になってはいけない

 


大切なのは、
【被害者が加害者になってはいけない】

批判的だった父に育てられたわたしは、
「どうせわたしの言う事なんて誰も聞いてくれない」
とゆう思いが強く根底にあります。
誰かに自分の意見を言うのが非常に苦手です。

否定されるのが怖くて、
必要以上に人の意見や態度に敏感になります。
自分の気持ちは伝わらないという意識が根底にあるので
わたしの中にも、相手をコントロールしたい
とゆう気持ちがあったように思います。

コントロールされやすいわたしも、
コントロールしたいと思ってしまっていた。

これに気付いた時、
周りにいてくれる人たちに
罪の気持ちで張り裂けそうになりました。

こんなわたしでも傍にいてくれる夫や子供たち、
そして友人がいること。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

相手をコントロールしていい人なんていない。
されていい人も絶対にいない。
コントロールされるあなたは、全く悪くありません。


小さな頃、家族間に普段の穏やかな会話があればまだマシだったのかもしれません。
機能不全家族、
アダルトチルドレンの世代間連鎖を断つこと。簡単ではないけれど、今よりは良くなるように。
気付けた人から、変わろうとする人から、
自分と大切な人をしあわせに出来ますように。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 
 

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