片付けられなかった当時の私は
元カレに依存していたのかもしれない。
本当に大切なものを見つけたくて、
暗闇から逃げ出すように
私は自分で片付けられるようになりました。
(元カレという単語を何千年ぶりに使いました笑)
自分を認めてくれる彼にすがりついた
学生の頃、わたしは自分の生活もまともに出来なくような
恋愛をしていました。
年上だった彼は働いていて、
会えるのは平日の夜か、不定休のお休みの日。
いつ会えるか、いつ連絡がくるか分からない状況で
彼に会えることが私の生活の一番大切なものになっていました。
幸せというよりは不安定な心
彼から連絡が来た時のために
いつでも出られる準備をして、
それが掃除の途中でも、夕飯の支度をしていても
連絡が来れば喜んで出かけて行きました。
彼に会うことを最優先に、自分の世の中が回っていたあの頃。
自分のために何かをすると言えば、彼に会うこと。
自分のために部屋を整える、
自分が心地よく生活するために何かをするなどと言うことは
全く考えていませんでした。
わたしが大切だったのは彼といる自分で、それ以外の自分はどうでもよかった
大好きだったはずの彼なのに、
当時を思い出すと苦しい記憶の方が多いのはなぜだろう?
その理由を考えた時、
【わたしが大切だったのは彼といる自分で、それ以外の自分はどうでもよかった】
ということに気が付きました。
わたしが求めたのは永遠に続く安心で、本当の好きではなかった
彼と会えないなら、すべてがどうでも良くなっていました。
会えないだけで、もう受け入れてもらえなくなったのかもしれないと
不安になりました。
何に怯えていたのか。
常に安心を求め、
それが永遠に続くかどうか不安になっていました。
社会人になり中距離恋愛になれば、
出勤日の朝3時に彼の家を出て出勤することも度々ありました。
どうしてこんなに苦しいのか、
苦しいことだけは確かに感じていたのに、それが止められず
友達に心配されても別れた方がいいと言われても
彼の連絡を待っていました。
彼なしの私はぐらぐらで、軸がない状態。
自立していない私は、
彼にとっても魅力的ではなくなっていきました。
彼と別れ、シラフを取り戻した
彼と別れ、自分が自由に使える時間がこんなにもあることに驚きました。
友達が彼と別れたことを本当に良かったと思ってくれたことにも驚きました。
友の声も耳に入らなかったわたし。
一歩外に出てみると、
自分が安心するために、彼を美化していたことにも気が付きました。
わたしがしていたのは、彼を愛することではなかったのです。
一度それに気が付いてしまったわたしは
彼から連絡がきても
動揺することはありませんでした。
別れて初めて生活を見つめることが出来た
それからもしばらく片付けは苦手でしたが、
気持ちが落ち着かないことがあると部屋を片付ける
という習慣が付きました。
恥ずかしながら、
彼に依存していた心から離れ
自分そのものに意識を向けることが出来るようになって初めて、
生活を見つめることが出来たと思います。
生活を整えること
本来最低限に営まれるべきことを継続すると
人は本当の意味で
【自分は大切にされている】
と感じることが出来るのだと思いました。
独身時代の失敗は今となっては笑い話ですが、
生活は資本。
世の中の何かに依存する心が何かをきっかけに
少しでも癒されますように。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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